2月20日 グレイテストなショーとは。
こんにちは。
2月も20日を過ぎたところです。いかがお過ごしでしょうか。
今日からブログという一時代前の文明の表現の場で少し文章を書いて行こうかと思います。
今日はグレイテスト・ショーマン。
「GREATEST SHOWMAN」を観てきました
そうです、This is meって歌ってるやつです。
ヒュー・ジャックマン主演のミュージカル作品ですね。
「LA LA LAND」のスタッフが贈るってことでも話題になってる映画ですね。
これから観に行く人や内容をあんまり知りたくない人はこれ以上立ち入らない方がいいかと思います。
今日は新宿。
映画が始まる前にお昼ご飯。
外国人観光客が訪れる(恐らくパンフレットに載っているのだろう)蕎麦屋さんに入る。
エレベーターに乗って4階に行くように案内された。蕎麦屋に来てエレベーターに乗るなんて初めてだ。これきっと観光客の人、この感じを当たり前だと勘違いするなーと思いつつ、推してるのであろうランチのうどんをめっちゃ愛想のない就業2日目くらいのバイト君に注文した。
めっちゃ愛想がない、観光地なのに。
まあいい。
頼んでたうどんが来た。
ん?バイト君は隣の外国人の方にうどんを出したぞ。絶対俺の方が先に頼んだのに。
後から運んできたおばちゃんも困惑してた。やっぱり間違えられてたみたいだ。
映画始まるまでそれほど時間もないし、少しだけ焦ったけど焦っても俺のうどんは返ってこない。
返せ、俺のうどん。
ただそこは隣の方にも「It's OK」的な笑顔の交換をし、先ほどのバイト君も就業2日目なのだろうと思い込むことで全てIt's OKになった。多分。
ここから映画の話です。
はい、こんにちは。
簡単に言うと、観て損はしてないけど不満の残る映画でした。先に言っておきます、9割酷評です。
あ、僕は別に映画も音楽も知識や技術は全くありませんので個人の見解でだいたい語っていくスタイルです。
観終わった感想としては"なんちゅうドラマチックの押し付けだ"と思いました。
開始10分くらいで、あれ?この映画大丈夫かな…と思わせる匂いがしてきます。
とにかく色んなことの説明や回収がないです。視聴者を置いてけぼりにしながら進んでいきます。歌っとけ!踊っとけ!感が画面からIMAXで伝わってきます。
この演出も舞台に寄せた演出になってるのかも分かりません。僕は舞台でミュージカルを観たのはディズニーランドとシーと、ロンドンで観た全く言葉理解できなかったクイーンのミュージカルしかないので。
恐らくやってやった感のある冒頭のシーンで惹きつける演出、『LA LA LAND』の冒頭でもやってるので既視感があるのかな、あんまり良いとは思えなかったですね。
ただ、音楽は個人的にはすごく良いと思いました。特に『This Is Me』,『A Million Dreams』は映画全体を包み込む楽曲として相応しい曲だと思いました。
ただ、楽曲がもの凄く今風で全部めっちゃ良い曲なんだけど、全部がスタジアム感あるアンセム調でとにかく味が濃すぎる。さすがに途中でお腹いっぱいになる。もういい。
それはストーリーにも通ずる部分でもあって、ストーリーはとにかく無駄がない。悪い意味の無駄がないってあるんだなって思った。いいシーンや、意味があるシーンしかないものを観てるのって本当に疲れるんだなって思った。脂身のないステーキみたいな。カルピスだって丁度いい濃さってのがある。
ストーリーの流れにも既視感があるからだいたい予想ついちゃうのも難点。コアラが主人公の昨年のアニメ映画にすごく通じてきちゃってね。
あと一番大事な歌や踊りのシーン、画面いっぱいに色んなものが動いている演出を心掛けたのだろうけど、とにかく鬱陶しくなってくる。なんだその動きは、と。そんなに走り回るか、そんなに余計に動くか?画面を見ながらそういった余計な感情が湧きに湧く。
ミュージカル映画も好きだし、ミュージカル好きな人間だけど、ちょっと演出に吐きそうになるところが多々ありました。多分ミュージカル嫌いな人は死んでるでしょうね。エンターテイメントだけの映画です。
さあ、酷評もヒートアップしてきましたが、やはり「~の映画のスタッフが贈る」シリーズはハズレるなあと思ったのと同時にデイミアン・チャゼルの評価が勝手に上がりました。「LA LA LAND」もう一回観ようかな。
最後に、こういうドラマチックな演出と歌っとけ!踊っとけ!感に撃ち抜かれたい人は是非劇場で観ることをオススメします。これ家だったら個人的には観れないです。ディズニー映画かと思うくらいのピュアなストーリーに仕上がっているので子供から大人まで安心して楽しめます。そして、ヒュー・ジャックマン始めキアラ・セトル、ザック・エフロン(老けた)らキャストはみんな歌も踊りもめちゃくちゃ上手いです、そこは間違いなく最高です。
最近の映画ってなんか結構批評家が出てくるね。
今回も出てくるけど、そうやって批評家から逃れようとしてんのかな、自由にやらせてよ。って。
たしかに自由にやらせてよって感じだよね。
うん、そう思った。
帰ってから観た『マンチェスター・バイ・ザ・シー』がめっちゃ良かった。
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